工務店からみる土地探し その１ | 札幌で数多く手掛けてきた注文住宅の施工事例をブログで詳しく紹介しております

新築を考えた時、先ず必要なのが土地です。
所有地がすでにある方やその土地に一目惚れした方は別ですが、土地選びは建物を含めた予算にも大きく影響してきます。   通勤通学に無理がないか、車の有無によっても違いますが買い物や病院など生活の利便性はどうか、防災上の問題や周辺環境はどうか。

ここまでは一般的な注意点でしょう。   ご自分で土地探しを初めている方はご存知かもしれませんが、土地は買ってしまえば好きに使って良いというものではありません。建物を建てるにあたって様々な「ルール」があります。 初歩的なものからお伝えできればと思います。

  まず建蔽率(けんぺいりつ)、容積率(ようせきりつ)があります。
建蔽率とはその土地に建てて良い建物の面積の割合で、
　建蔽率＝建築面積÷敷地面積×１００　で計算します。
ここにある建築面積とは建物を上から見た面積をいいます。つまり、1階より2階が広い場合は2階の面積が建築面積です。
 
容積率とはその土地に建てて良い建物の床面積の割合で、
　容積率＝延べ床面積÷敷地面積×１００　で計算します。
この延べ床面積とは、建物のそれぞれの階の床面積の合計です。
　
　例えば１００平方メートルの土地で建蔽率４０％、容積率６０％の土地で考えてみましょう。 　建蔽率４０％ですから、まず1階を４０平方メートルとすると、床面積の残りは２０平方メートルです。 　
  では１階を３０平方メートルにするとどうでしょう。２階も３０平方メートルまで広げられることになります。
　計算式は簡単ですが、ビルトインガレージやロフト、バルコニーや吹抜け他、建築面積や延べ床面積に含むもの・含まないもの・規模によるものがあります。
　思い描く住まいに必要な土地の広さを把握すると、土地探しの指標になりますね。
　他にも「用途地域」など注意する点はたくさんあります。
 　続きは次回、まったり更新してゆきますので宜しければお付き合いください。