工務店からみる土地探し その2 | 札幌で数多く手掛けてきた注文住宅の施工事例をブログで詳しく紹介しております

土地探しには気を付けなければならない「ルール」がたくさんあります。
今回は「用途地域」、その中でも「戸建住宅の土地探しにかかわる用途地域」についてのおはなしです。
 
「用途地域」とは都市計画法で定められた土地の用途で「住宅系」「商業系」「工業系」の3つに大きく分けられ、さらに「住宅系」は8つ、「商業系」は2つ、「工業系」は3つの合計１3の地域に分かれます。不動産の土地情報などで「第一種低層住居専用地域」「第二種住居地域」等、ご覧になった方もいるかと思います。

  住宅用の土地を探す場合、「住宅系」あるいは「商業系」になると思います。「工業系」でも「工業専用地域」を除き地域によっては住宅が建築可能な場合もありますが、居住環境を考えるとお勧めしません。

  用途地域を指定して土地を探される方は少ないと思いますが、「大体この辺りに建てたい」 という希望はあるかと思います。
用途地域を調べると、その地域が街としてどういった地域として計画されているかが分かり、実際に住んでからの環境をイメージできます。
用途地域は公共のホームページや市町村の都市計画課で調べることが出来ますし、不動産会社の土地情報には明示されています。
  自治体で特に定められた地域や、道路側や北側・隣地に係る制限や緩和措置もありますので、 「これ！」という土地があれば、取り扱っている不動産会社や検討している建築会社(当社だと嬉しいです)に相談してみると、建築可能な住宅の広さや高さ、形(日照などで斜めに制限がかかる場合もあります)など、具体的に計算することもできます。

  次回は「建築に係る制限」について。土地のおはなし、もう少し続きます。